児童養護施設

児童養護施設は児童福祉法に定められた児童福祉施設の一つです。

児童養護施設には予期できない災害や事故、親の離婚や病気、また不適切な養育を受けているなどさまざまな事情により、家族による養育が困難な2歳からおおむね18歳の子どもたちが家庭に替わる子どもたちの家で協調性や思いやりの心を育みながら、生活しています。
児童養護施設では子どもたちの幸せと心豊かで健やかな発達を保障し、自立を支援しています。

児童養護施設は子どもたちの生活の場です。できる限り家庭に近い落ち着いた雰囲気のなかで、生活を送れるよう心を配っています。
子どもたちは施設から学校に通っていますが、それ以外に、余暇や趣味を楽しんだり、四季折々の行事や子ども会など地域のさまざまな活動に参加しています。それらの活動を通して子どもたちが健全に成長し、社会的に自立するための支援がなされています。

子どもたちが生活する施設にはさまざまな形があります。全員が一つの建物のなかで生活を送るスタイルがまだ多くありますが、一つの建物のなかでも少人数のグループにわかれ、より家庭に近いスタイルで生活をする施設や、建物の構造自体が小グループで生活する「小舎制」の施設が増えてきています。
また、施設から離れ地域のなかで生活する地域小規模児童養護施設や、グループホームなど、個の生活をより大切にしていく形をめざしています。

全国児童養護施設協議会(全養協)の作成したパンフレットがわかりやすいので、転載します。