たて育


電通が実践している、OBOGによるパパママ社員のためのシッターサービス

パパママ社員にとって  

会社のOBOGがみてくれるので安心
学童保育には時間制限があり、小学生、中学生の場合、親が帰るまで、誰かに子どもの面倒をみてもらいたい

利用者の声:シッターサービスを使うのは初めてでしたが、OBOGなので安心感があり、すんなり頼めました!家族や学校の先生以外と接して、子どもも新しい発見があったようです。

OBOGにとって

単なる小学校・学童の送り迎えだけでなく、
自分の趣味を活かして面倒をみてあげられるので、やりがいがある
家事代行はしない原則なので、その点は気楽
会社の先輩として、職場環境も理解しているし、役に立てればと考えている

利用者の声:元々今の子育て環境の悪さには関心があったので、自分が少しでも貢献できると思うと嬉しいです。

仕組

シッターになってくれるOBOGを社友会会報(年4回発行のOBOG向け会報誌)にチラシを同梱する形で募集(※東京近郊エリア)
現在、男女10名程度のシッター希望者あり、年齢は70歳前後
事前に、シッター希望者とOBOGにアンケートを記入してもらい、人事局労政部キャリア・両立相談課が窓口となって、社員とOBOGのマッチングを行う。

現在まで3組の実績(2組は継続中)
曜日や時間は双方で決定(1回につき1 ~ 3時間程度)
双方の要望、条件や注意事項をする合わせるためのハンドブックを用意
ハンドブックの内容としては、「わが家のルール」、「習いたい事」、「通学ルート」、「これが得意」、「これが苦手」など。
パパママ社員がOBOGに直接支払(時給1400円+交通費)、1か月の利用表にその都度、OBOGが押印
利用表を社員が人事局窓口に提出し、社から社員に補助金(1時間1000円+交通費)を支給
OBOGにはグランドシッター養成講座を受講してもらい、受講費は全額会社負担

課題 

保育園の場合、父母以外の引き取りを拒否するケースがあり、またリスクも高いことから対象年齢を小学生以上に限定しているとのことだが、ニーズとしては保育園児、幼稚園児にもあり、今後の検討が必要
近隣に住むOBOGがいないと難しい
グランドシッター養成講座が研修内容として妥当かどうか、経験者を講師としてはどうか