防災用品として
今ある車いすに取付けるだけで
災害時要援護者の避難・移送に抜群の威力を発揮します 。
前後・左右に介助者が対応するスペースが発生するので、他に類を見ない車いすの登坂能力を引き出します。
ご利用者が所有していただければもちろんのこと、AEDのように様々な公共施設に備蓄されていれば、一般の健常者が緊急時に要援護者の避難行動を容易に補助することができます
。
営業協力を行っている㈱デンソーセールスとリコージャパン㈱における全国的な取扱い準備が整ってきています。
2017年12月7日の参議院総務委員会において、公明党秋野公造議員が総務省消防庁に対し災害時に自主防災組織が車いす利用者を迅速に避難させる手段として「けん引式車いす補助装置」の普及を促進すべきと質問して頂き、それに対し総務省消防庁から「全国の消防団の新たな装備基準」にするとして回答いただいたとのことです。
とても素晴らしいことです。
しかし、受注するにはまとまった数量を生産できる体制が前提となり、量産するためには一部の部品について追加で金型を製作する必要がありますが、それには多額の資金が必要な状況です。
あすぷろでは資金の提供はできませんが、消防団からの注文と実際の利用のために役立つ、動画を提供したいと考えています。
JINRIKIなら、坂道でも車いすを楽に引っ張ることができます。
「引っぱる」ことで、双方の負担が大きく軽減されます。
この「引くこと」の威力が最も発揮されるのが、緊急時の避難です。
今、全国の介護や看護の現場において、「自然災害などの緊急時に、車いす利用者がいかに安全で速やかに避難できるか」ということが、大きな課題になっています。
早期の避難の徹底で、死亡被害者は8割まで減らせるとの予想もされています。
もし、私の住む町が災害にあったなら。 避難する際、車いすで悪路を移動する人を尻目に、自分だけ避難所に逃げられるでしょうか。
かといって、車いすに乗った人を押して、坂道を高台まで登ることなどできるのでしょうか。
「走って逃げられない方」が、速やかに避難することは非常に困難です。
災害時に「要援護者」となるのは車いす利用者だけではありません。
▼災害時に車いすでの救助が必要となる要援護者(走って逃げられない方)
・車いす利用者や身体に障害のある方 ・妊産婦 ・高齢者 ・乳幼児 ・疾病人 ・視覚障害のある方 ・知的障害のある方 などがいらっしゃいます。
<三重県内の避難指定場所の例として>
・標高差30m以上
・沿岸から内陸へ2km以上 坂道を2km以上
がありますが、この非難指定場所まで車いすで自走することは、まず不可能です。
介助車が車いすを押して登る避難も、大変過酷になります。
JINRIKIを装着した車いすなら、これらの方々の避難の可能性が確実に高まるのです。
簡単に素早く取り付け可能で、緊急時に避難所まで楽に移動できる装置だからです。
緊急時には、誰もが「自分事」として助け合うことが当たり前になってほしいと願います。
そして、災害時の備えとして、車いすのある家庭、介護施設、公共施設などに、JINRIKIが常備されることで救える命があると考えます。
観光・野外活動のソリューション
観光インフラのバリアフリー化に限界がある環境でも、JINRIKI®の導入で解決できることがあります。
「押してくれる人に申し訳なくて...」 そんな気持ちの車いす利用者さんは少なくありません。
自走が難しい環境では、介助者の負担への配慮から、「出かけることを我慢する」という選択を取る方もおられます。
JINRIKIを装着いただければ、介助者の苦労も少なく、普通にお出かけいただく機会が増えるでしょう。
日頃、車いす利用者さんが「我慢」したり「あきらめ」ていること。
それらの多くは、悪路に乗り入れできないことが原因ではないでしょうか。
しかし、その負担が軽減されれば、介助者に対する遠慮も減り、行動範囲が格段に広がります。
それは、車いすユーザーさんの(QOL=Quality of life:クオリティ オブ ライフ)の向上へとつながるはずです。
「見たことない景色を見れたのもJINRIKIがあるから」 初めて山登りに挑戦した車いす利用者さんの言葉です。
JINRIKIは、日常生活の改善はもちろん、お花見やハイキングなど屋外でのレクリエーション活動をはじめ、山登りなどアウトドア・野外活動へのチャレンジの可能性を広げてくれます。
いままであきらめていたことも、当たり前に楽しめる。
さあ、JINRIKIを取り付けた車いすでアクティブに出かけましょう!
ぜひ「気兼ねなく、出られる喜び」を感じてください。
例えば、新年の初詣。
神社の参道などの砂利道では、車輪が砂利にとられて車いすは簡単に前に進みません。
そんな時、JINRIKIを利用すれば、小さな力でスムーズに移動することができるでしょう。
介助する人・される人が、遠慮なく助け合える関係になることが私たちの理想です。
「周りが無理をしない、乗る人も遠慮がいらない、心のバリアフリー」にも、JINRIKIはお役に立てるはずです。
・各種防災訓練でも実証された、不整地での車いすの機動力と登坂能力向上により、芝生や土の路面、積雪・砂浜などでも移動が可能
・神社仏閣などの石畳や玉砂利の移動でも、前輪を持ち上げて移動することで振動も軽減
・今まであきらめていた観光地へのお出かけに大きな力を発揮します
【想定されるご利用方法】
1.ご利用者が所持
2.観光地(宿泊施設や観光協会)に設置・お客さまへのレンタル
3.バリアフリーツアーセンターなど各種NPO等への配備・寄付
日本バリアフリー観光推進機構の各センターで採用されていますhttp://barifuri.jp/
学校教育の中で
JINRIKI®を取付けた車いすの操作には大きな力は必要ありません
外見から連想される使い方がシンプルなので、児童・生徒でも対応が可能です
JINRIKI®を学校教育に導入することで得られる様々な教育的効果
1)地域と連携した防災訓練に参加することによる防災意識の向上
※中学校・高等学校と地域の福祉施設などが連携して合同の防災訓練を
行うことで、要援護者避難と防災意識の向上を同時に実現
2)要援護者に対応することによる情操教育
※一般に生徒児童だけで第三者の車いすを操作することはとても困難
JINRIKI®を装着することで安全に移動が可能になり
車いすをより身近に認識
3)障害を持つ生徒・児童の学校行事への参加が容易に
※車いすの子供達は運動会や遠足・修学旅行など、野外や課外の活動
への参加が困難
※学校にJINRIKI®QUICKを配備しておくことで
日常使用している車いすに乗ったまま、様々な活動に参加が可能
※スキー場
様々な防災訓練に参加して得た結論があります高台への避難や、長距離を早く移動するときの最大の戦力・・・それは、児童・生徒達でした。
津波を想定した指定避難場所環境は、健常者にも過酷です 。
<三重県内の避難指定場所の例>・標高差が30m以上・沿岸から内陸へ2km以上 この環境を、成人の健常者が自助で移動するだけでも相当な負担があります。
ところが、中学生・高校生達は、何の苦もなく要援護者を載せてJINRIKI®を取付けた車いすを移動させることができました。
今までは災害時要援護者側にいた中学生・高校生達も、JINRIKI®を取付けた車いすを操作すれば最大級の戦力の「救助隊員」になれるのです
介護・福祉の現場で
【車いすをご利用になる方】
1.介助者が車いすの前方で対応することにより、前方の障害物にぶつかる危険を回避
2.前輪を持ち上げることで、路面の振動が軽減
3.車いす前方の座面が上がるので、下り坂を前向きに降りることも可能
【介助する方】
腕の筋力に付加がかかっていた「押す」対応よりも、「引く」ことにより体全体の筋力を利用できるので、楽に且つスムーズな移動が可能になります
※JINRIKI®は介護保険の適用が可能です
<TAISコード>
JINRIKI :01399 – 000001
QUICK :01399 – 000002
医療の世界へ
自走が困難な環境では、介助者への負担を考慮し、結果として「出かけない」という選択をとらざるを得ないことが多くあります
JINRIKI®を利用することで、介助者に対する過度な配慮を軽減し、車いすユーザーの視野や行動範囲が広がることによる、メンタルヘルスの向上が期待されています