おとなの発達障害

⼤⼈の発達障害

発達障害を抱え、⽣きづらさに悩む⼤⼈の⽅たちは、今社会で多く存在しています。

そして、ほとんどの場合、その⽣きづらさは⼦どもの頃から誰もが抱えているものでもあります。
クラスで馴染めない、⾃分でもコントロールできないこだわり、家族にさえも理解されない苦しみ・・・⾃⼰肯定が低くなりやすい環境の中で育ち、社会に出てもなお就職や⼈間関係などで壁にぶつかり、周りから理解をされないまま、
⼆次障害を併発してしまうこともあります。

発達障害というものがまだまだ正しく認識されない社会の中であすぷろでは、⽣きづらさに苦しむ⼤⼈の当事者・グレーゾーンの⽅たちが何に困っているか、当事者だけでなくご家族や周りの⽅たちにも必要な情報などを発信してまいります。

発達障害の種類

●広汎性発達障害(⾃閉症スペクトラム)、アスペルガー症候群、⾃閉症、トゥレット症候群
●学習障害
●注意⽋陥多動性障害(ADHD)

広汎性発達障害の特徴

広汎性発達障害にはコミュニケーション・対⼈関係・社会性の障害があり、強いこだわりがあるという特徴があります。
また⾏動にパターン化が⾒られたり、感覚が過敏であるという特徴や、想像⼒の障害なども⾒られます。

また、広汎性発達障害には知的能⼒に障害がある場合もあり、知的能⼒に障害のない広汎性発達障害は⾼機能広汎性発達障害とも呼ばれます。

⼤⼈の場合、コミュニケーションの問題でうまく社会に溶け込めず就職や社会⽣活に於いて苦労をしている⼈たちが多くいます。

学習障害(LD)

知的な発達に遅れがない場合が多く、聞く・読む・書く・計算するなどの能⼒の⼀つまたはいくつかを⾝につけることに困難が⽣じます。

注意⽋陥多動性障害(AD/HD)

不注意(集中⼒がない)・他動性(じっとすることができない)・衝動性(善悪を判断せずに⾏動してしまう)などがあります。

また、⼦供によくみられる多動性は、⼤⼈になると軽減されることが多く、⼤⼈は衝動性と不注意が主な症状となります(動き回るのがなくなっても、キョロキョロする症状や多弁の症状として残る場合もあります)。

社会⽣活においてマイナス⾯となることも多く、重要な物を失くす・約束を忘れるなどで、だらしない・無責任と思われてしまうことも多くあります。