TEAM MIYAZAKI
- TEAM MIYAZAKIは、トレーニング業界で活躍する宮崎裕樹が代表を務めるトレーニングサポートチームです。
アスリート指導のみならず、一般の皆様の健康維持・促進・高年齢者の方へのリハビリテーションを兼ねた運動指導やお子さんを対象とした幼児体育指導、さらに障がいをお持ちの方への運動サポート等、トレーニングを通じて様々なサポートを行っています。当チームでは、身体の構造、神経伝達等の医学的理論を元に、医療・福祉専門職とも連携を図りながら、宮崎代表を中心としたスタッフが豊富な経験を駆使し、独自なプログラムを作成しサポートさせて頂いております。 - 障がい者の運動指導では、視覚・聴覚・発達障がいの方々へのプログラム作成・運動サポートを経験。パラリンピック強化指定選手なども育成。江戸川ブロック、川崎ブロック、八王子ブロックにおいて障がい者運動教室を15教室開催中。中学校等でも、講演・指導を行っています。
以下の文章は2016年9月26日に取材した内容をまとめたものです。(文責 上坂)
経歴
- 長野オリンピックのアルペンスキー、フリースタイルスキーの強化委員会のトレーナーを経験し、その後独立して、プロ野球選手やJリーグ選手の個人トレーナーや高校・大学のクラブや生徒課の依頼(健康増進)でトレーナーやアドバイザーをしてきました。
障害児に対しての接点は8年前からですが、リハビリ観点からではなく、トレーニングの観点からアプローチしました。
脳と運動機能の働きの関連性
- 脳と運動機能との関連は独学ですが、トレーナーとしてどうすれば改善するかを確認していく中で、ノウハウを見つけてきました。
発達障害の子どもや高齢者の場合、2つの動作をつなぐことができにくいという特徴があります。手の指をグーパーグーパーと開いたり閉じたりするように、筋肉をリズムよく動かすことが脳を活性化することにもつながります。運動の仕方にノウハウがあります。
パソコンの学習ソフトが発達障害の子どもに成果があるようですが、それは目や手を同時に動かす一種の運動だからであって、トレーニングでも同じような成果が得られます。
年を取ると、忘れっぽくなったり、指先の動きが鈍くなったり、首と背中が一緒に動かなくなったり、骨盤(ヒップジョイント)が固くなることで、がにまたになったり、足を踏み出しにくくなったりしますが、これらもトレーニングで改善することができます。
前庭感覚(平衡感覚)や固有感覚の働きが鈍くなっているためで、対角線の運動や姿勢保持の運動などを行うことが効果的です。
リハビリとの違い
- また、よく入院すると体力が落ちて身体が弱くなると言われますが、これは病院では動くことを模索していないからです。
リハビリでは柔軟性→筋力→持久力と進みますが、トレーニングではこれらを同時に行います。
リハビリとは異なるので、何かいいネーミングが欲しいところです。
現在の活動
- チーム宮崎は20名でトレーナーの派遣を行っていますが、現在、都立家政のスタジオにおいては5名在籍し、幼児から高齢者、障害者からアスリートまでの2つの軸でトレーナーをやっています。